バニラアイスが溶けて 祭り囃子は今日で終わり
お神輿かついで 何処へいくの?
汗をたらしてハトが鳴く クークー
プラスチックの街は こんがりホットケーキ
ハーゲンダッツはクリスピー 君はソーダを飲む
八月 雨が少ない 九月 涼しくなくて つまんない
部屋のクーラーが18℃まで 冷え込んで
火照たカラダを 脱ぎ捨てた
イソギンチャクはもう元気ハツラツ
君はまな板で 跳ね回る
嗚呼 僕ら 悪いことをしよう
飽きもせず はしゃぎまわり 戸口で 革命の音がした!
ただ 悪い夢がさめる音
相も変わらずに二人 茹だったままで秋を待ってる
くらくら 夜を吸い込み ゆらゆら 頭をおこす
夏の終わりが 夜空に 赤く赤く 染み込み
僕の花火も 打ちあがる
犬も猫も蝉も鯨も大家さんも
君も ぜんぶぜんぶ 只 花になる
嗚呼 もっと遊びたかったな
だけど この景色は なんだか 不思議と居心地がいいもんだ
ただ 悪い夢がさめる音
相も変わらずに二人 不器用な夏を過ごしてる
悪い夢がさめる音 相も変わらずに 一人
茹だったままで 秋を待ってる