夢の汀

あっけなく ばらばらら

私は ばらばら らら

くずれる砂浜が ほろほろほどける

ふいに ゆれる波は かたちを残したまま

かもめが からからら 沖へと流れる

 

鏡よ鏡 素敵なお姫様になれるかしら

私は私のままではいられないの

時が経てば 頭や 体や あそこは 古くなってしまう

その前に つれてってよ!

 

夢の汀 夢の汀 へ

 

小雨が ぱらぱらら

お空は ぽろぽろ ろろ

こぼれる水玉が すべてをのみこむ

夢がさめるならば あなたを残したまま

さめない夢のまま 二人を沈めて

 

鏡よ鏡 素敵な王子様に逢えるかしら

私は私で ひとりじゃつまらないの

時が経てば アタマやキモチは あなたを忘れてしまうの

その前に きりとってよ

 

夢の汀 夢の汀で

 

わたしは岬 あなたは汀

わたしは岬 あなたは汀

ゆれる波間に のまれて沈む

私の骨を 魚がくわえて

あなたが笑う あの汀へ つれてってよ

 

あいうえおわりで さようなら