スキップして

君は 「大人になれば何でもわかるかな?」 って

君は 「じゃあ、子供のまま何もしなくていいや」 って

 

スキップして

歩道の白と白の 隙間をすり抜けて

スキップして

年端もいかぬ 女の子みたいに

 

ああ

街の信号は 赤で止まったままで

青いままの君は ぴょんぴょんと跳ね回る

 

ああ

僕の心臓は赤で止まったまま

君の身振り手振りで

その強かさと儚さに

顔は青くなる

 

君は 「なにも知らないのに大人は笑うね」 って

君は 「無邪気な子供はなんでもわかってるよ」 って

 

スキップして

冷たい人の垣根を 上手に跳び越え

スキップして

年端もいかぬ 女の子のみたいに

 

空は青から赤にチカチカ変わり

もう夕焼け小焼け

泥だらけの子供がバサバサと飛び立つ

 

ああ

相も変わらず青いままの

君に手を引かれて

赤くなった僕の心臓は青に変わり

動き出した

 

君は 春風 そよ風 どこ吹く風の鳴る方へ

君は 枯れ葉 落ち葉 花びらの太鼓に紛れて

 

スキップして

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