蛍光灯

ぱちかぱちかしてる ぼくの蛍光灯

だらだらだらしなく ずるずるひきずって

これでもかと これでもかと 眩しい

指先の糸を見てる これはもう先のない糸

引き上げても 引き上げても

たぐっても たぐっても

君には届かない

 

お喋りしたことも おどかしたことも

君の泣いた顔も 笑った顔も スケベな顔も

今はどれも眩しい

最後の言葉は なんだったろうか

窓の外、曇り空、冷えきった虫たちが

寝ぼけて 咳払い

 

「ねえもう、泣かないで これで、お別れだけど

 この見えない糸は 私たちを繋げて 未来永劫つながっているの」

 

なんて

 

君が 離れるなら

僕は この糸を切ろう

ぱちかぱちかしてる この蛍光灯が

今、僕のすべて

 

おしまいも言わずに

消える 蛍光灯

不器用に恐る恐る

取り替えた灯りは

前より眩しい